情動による想像による創造
―――― Emotion ⇒ Imagination ⇒ Creation = three-ion ――――
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 次の日ソファの上で目が覚めて、 時計を見て八時だったから焦った。 でもすぐに土曜だと気付いた。 昨日が夢であればいいのに。 そう思ってのびをしながらふと顔をあげると、 父と母がテーブルを挟んで朝食をとっていた。 「ちょっとお母さん! どこ行ってたん!?」 ・・・返事がない。 「なぁって! 何ムシしてるん!」 母はあたしを見もしないで ゆっくりトーストを頬張った。 「何なん・・・! お父さん! 昨日どこ行ってたん!」 ・・・・・・どうして何も言ってくれないの。 「二人して何やねんボケ・・・!! もうええし、知らん!!!」 あたしは二階に駆け上がって、 そのまま部屋に閉じこもった。 音楽を大音量でかけベッドに突っ伏す。 「・・・・・・・・・あたしが何した言うねん・・・・・・っ・・・」 枕を床に叩き付けた。 怒っているのか悲しいのか、 よく分からないけれどなぜか涙が出てきた。 「・・・っ・・・・・・、・・・、っ・・・」 あたしはイジめられてるんだよな、きっと。 何をした覚えもないけど、 でもイジメの始まりなんて いつだってそんなものだった。 だけど先生までなんて、両親までなんて、 こんなの馬鹿げてる。 あたしのどこがそんなにいけなかったの。 「・・・ムシされんのが一番辛いっちゅーねん」 このゲームは、いつまで続くんだろうか。 <NEXT> PR |
カレンダー
プロフィール
HN:
室井
性別:
非公開
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析
|